踊る

 

 

狂った。

道の真ん中に立つと

夜の景色が歪んで見えた。

 

新しい洋服の

花柄のオレンジに赤とか

ピンクとかワイドパンツとか

 

見えないものに恋をする

そう、ありきたりな言葉で表した。

 

現実にはならないけれど

女は笑って、そして踊った。

 

踊るという、ありきたりの言葉に目を瞑る。

さようなら、さようならと、彼女は泣きじゃくる。

怒り狂う。

 

おっさんの足を舌でなぞる。

汚い、臭い、のに、綺麗で

やっぱり、汚い。

 

猫になんてなれなくて

猫になんてなろうとも思わなかった。

 

結局私は踊れなくて

フェイスブックの同級生

ヤリマンで有名な女のページを毎日監視している。

ネットストーカー

 

トーカーは、きっと思ったより

重たいものなのに

 

線を引かれると、私も

女も、ストーカーになる。

 

街にはなにもなかったから

広がっていくように

1月にスキップしながら

4月を待った。

 

公開する、私の裸を

交際相手には見せない。

 

4年付き合って、処女とか

どうでもいい、クソみたいな嘘を並べて

そんなことありえないだろ、って笑わせてくれたね。

 

街にはなにもなかった。

ヒール。13センチのヒールもなかった。

クロッシーは、風俗嬢も手にしている。

男に抱かれては、クロッシーに貢ぐ。

 

100万円のギターに

身を包む男は

今日も油を撒いていく。